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一般不妊治療

一般不妊治療

タイミング療法

外来での卵胞発育チェック(超音波検査)、尿中LH検査を参考にして、排卵日を予測し、性交渉をもつタイミングを相談させていただきます。特に大きな異常が見られないカップルの場合は、数か月~1年程度の間を目安に行います。タイミング療法周期に、フーナー検査を組み合わせたり、排卵誘発剤を併用したり(排卵誘発法)、黄体ホルモン剤内服を行う場合があります。

人工授精(AIH,IUI療法)

ご主人に採取していただいた精液を、精子や母体に安全無害な専用液および精子洗浄液にて洗浄・濃縮し、元気の良い精子を集めます。選別した精子を柔らかいチューブで子宮内腔に注入します。
排卵刺激の薬(点鼻薬もしくは注射)を使用してタイミングを合わせます。実際の処置までに約60分の時間を必要とします(メンズルームご使用の場合は約90分)。
精子は人工授精当日にご自宅か、当院のメンズルームにて採取するかを選択できます。ご主人の当日のご来院は、必ずしも必要ではありません。

人工授精が適応となる要因

  1. 精子の量(濃度)が低い場合
  2. 運動率が低い場合
  3. 子宮頚管粘液の分泌が不十分な方
  4. フーナー検査の結果が悪い場合
  5. 性交障害がある場合
  6. 原因不明不妊の場合 など

一般に、人工授精の1回あたりの妊娠率は5~10%程度と報告されています。人工授精そのものの技術のみならず、自然周期ならびに排卵誘発周期での適切な卵胞管理によるタイミング決定、排卵誘発法(クロミフェン、レトロゾール、FSH製剤)の効果的な適用、充分な黄体補充ならびに賦活化によるところが大きい、と考えています。

排卵誘発法

排卵がない、良好な排卵をしていない場合、黄体機能不全である場合などに行われます。この場合には、1~2個の卵胞が発育排卵するように、排卵誘発剤を使用します。
また排卵がある場合でも、原因不明不妊や、軽度の男性不妊の場合などに対しても、排卵誘発剤が有効な場合があり、(時には人工授精と組み合わせて)行われることもあります。
内服薬(クロミフェン、レトロゾール)や注射製剤(FSH自己注射製剤、HMGなど)があります。

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